2012年9月24日、ウーマンライフweb版に、
ワンハーツコンサートマスターである釣氏の
インタビュー記事が掲載されました。
トロピカルなスティールパンの音色に魅せられて豊中から愛車に積んで行くわよー
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2012年09月24日 北摂エリア/人
スティールパン奏者 釣 千賀子さん
テナーパンの内側は亀の甲羅みたいです
ドラム缶から作られた〈スティールパン〉…それはまるで巨大な銀色の鍋。
内側にカメの甲羅に似た模様があり、
そこを万年筆ぐらいの太さの棒で叩きます。
関西でも有数の女性スティールパン奏者・釣千賀子さんが演奏すると、
『川の流れのように』が軽快なラテンリズムで聞こえてきました。
琴に似たような音色の打楽器です。
原産はカリブ海の島国トリニダード・トバゴ共和国で、39年ごろに出現。
現在の日本では、ジャズやクラシック・ラテン・演歌まで、
幅広いジャンルで演奏されています。
彼女がその楽器と出合ったのは、12年前の春。
「面白そうな楽器だからと、友人に連れられて見学に行ったの」。
それが「とってもトロピカルで不思議な音色に魅せられて」と、
瞬間からとりこに。
3歳からピアノを習い、当時ジャズピアニストとして活躍していた釣さん、
帰りの車中で、早くも起ち上げるグループ名や、
メンバーの顔などを考えていたとか。
そして「これからの音楽生活は、この楽器でやっていこう」と
決心したと言われます。
今後は作曲に意欲
「カリブの海辺へお誘いするわ」と、リズムよく
テナーパンを演奏する釣千賀子さん。
「5年ほど前に友人と、北アルプスのつばくろ岳に登ったんです」。
夜、山小屋から出ると、天の川がすぐ近くに迫ってきていました。
「星がこんなに大きいなんて…」。明け方うっすら目覚めると、
天の川が釣さんの心の中でまたたきました、音符のカタチになって…。
側にあった包装紙に記して一気に出来た曲が『Amano-Kawa』。
08年にリリースした初アルバム「スティーリング・ビート」に収めました。
現在、地域ではライブや学校公演を主に活動。
豊中駅近くの清家ミュージックスクールでは《誰でも簡単に楽しめる楽器》として、
同楽器の個人指導にも意欲的です。
釣さんの曲は、テレビやラジオのBGMにもよく使われています。
直径60㎝、1個約6㎏のスティールパンを数個、真っ赤な愛車に積み込み
「世界中どこでも行くわよー」と輝く彼女、
服部の実家に居るときは、80代の母親の介護も気遣うやさしい女性です。
(ウーマンライフweb版掲載記事より)
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